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【レビュー】放置系RPG『ハクスラモンスターズ』の批評。第2章クリアまではチュートリアル。

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2020年6月30日に基本料金無料の放置系RPG『ハクスラモンスターズ』がiOSとandroid向けに配信されました。

モンスター6体のパーティを組んでダンジョンを攻略していき、ダンジョン内で入手したアイテムを装備させたり、捕獲したモンスターを配合させて仲間を増やすなどして、自軍を強化していくオフラインゲームとなっています。

 

本作は”放置系RPG”というジャンルであり、普通のRPGにおけるダンジョンの探索や敵とのバトルを全てフルオートでやってくれます。

プレイヤーはパーティに組むモンスターを選び、それぞれの装備と特技を選択し、任意のダンジョンを選べば、後は勝手にアイテムを入手したりキャラがレベルアップして帰ってきます。

忙しくてゆっくりとRPGを遊べない現代人におススメのジャンルです。

 

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戦闘は全てフルオート

本作の特徴は、自軍は全てモンスターであり、味方になるキャラの数が数百体にもなるところです。

また、それぞれ全てのモンスターにはFからAまでのランクが設定されていますが、全てのモンスターを最高ランクまで強化することができ、自由な編成で冒険をしていくことができます。

モンスター毎に基礎能力値、性格や固有スキルが設定されており、工夫次第で様々な強いパーティを組めるのが楽しいところです。

 

仲間のモンスターにはアイテムを装備させることができ、それによりそのモンスターの役割として”現型”を設定することができます。(他ゲームの職業、ジョブのようなもの)

例えばモンスターに盾を3つ装備させれば「現型”盾”」というパーティのタンク役にさせられますし、斧を3つ装備させると「現型”斧”」という一撃必殺型のアタッカーになります。

もちろん装備品は簡単に付け替えることができるので、パーティ編成との兼ね合いを考えるのも楽しいです。

 

ゲームの概要としてはこんな感じです。

私はプレイを始めてからまだ1日ですが、とりあえずストーリーは公開されているところまで終わったようなので少し批評を書いてみようと思います。

ゲーム自体は面白いのですが、残念な部分も結構ありましたのでメモ代わりです。

 

 

 

 

 

放置系ハクスラモンスターズ

放置系ハクスラモンスターズ

  • Shinnosuke Fujita
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ハクスラモンスターズ批評

モンスター育成とパーティ編成の面白さ

本作は序盤からドンドンと仲間が増えていき、ゲームシステムを理解しないままでも結構一気に進めてしまうのですが、Lv30くらいになって仲間がDランクになった辺りで工夫が必要になり、モンスターの性格や固有スキルに着目するようになります。

この頃になると見た目もいい感じのモンスターが増えてくるので、パーティを編成するのが結構楽しいです。

前述のとおり全てのモンスターを最高ランクまで上げることができ、それによって固有スキルも増えていくので、意外なキャラが強くなるんじゃないかというワクワク感もあります。

 

また、装備品によって発動する”現型”も、同じ放置系RPGである『冒険者ギルド物語2』という神ゲーを参考にしたと思われるところが多く、好きなモンスターをロールプレイさせるのが楽しいです。

前衛後衛の概念はありますが、前衛だからって弓を装備しちゃいけないとかそういう縛りがないのも個人的には気楽で良いと思っています。

 

ただし、膨大な数のモンスターがいる割には、モンスター毎の強さに個性を感じにくいのは欠点かなぁと思います。

尖った性能のモンスターが少ない上に、そもそもゲーム全体のバランスが簡単な調整になっているので、モンスターに思い入れができる前に次のモンスターが仲間になるのが原因です。

1、2ヶ月ほど経って、殆どのモンスターをBランクに上げたプレイヤーが出てきた頃に、「○○は強い!○○はおススメ!」みたいな情報が出てきて印象づいたりするかもしれませんが、その頃に攻略するダンジョンがどれほど残ってるかは懐疑的です。

 

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初日で仲間になったデスナイトさん

ゲームバランスのせいでダンジョンの印象が薄い

ハクスラモンスターズでは現時点で20コ以上のダンジョンが設定されており、それぞれに個性豊かなモンスターが配置されていますが、そのどれもが全く私の印象に残っていません。

というのも全体的なゲームバランスが簡単になっていて、大した工夫もせずともレベルを上げればポンポンと先に進めてしまうので、戦闘ログをほとんど見る必要がないからです。

だから例えば「岩山」なんてダンジョンがありますが、ここのボスがドラゴンだったのかゴブリンだったのか私は知りません。

ゲームは面白いのにこれは勿体なさすぎると思います。

 

半日ちょっとで第2章のラストダンジョンっぽいところもサクッとクリアしてしまい、あとはレベル上げとお金貯めをしながらキャラを強くして、残りのダンジョンを踏破するだけです。

クリア後のエンドコンテンツとして「赤竜の巣」、「聖獣の森」と「迷いの森」がありますし、難易度を上げればいくつかのダンジョンは超高難度になるので、しばらくは遊べるでしょうが。

 

難易度のレンジとしては、序盤から第2章ラストまでは脳死で突破できるほど簡単で、ほとんどの高難度ダンジョンも割と初見で突破できるけど、一部のダンジョンだけは数週間、数ヶ月必要なほど別格に難しい感じ。

適当にやってクリアできるダンジョンが余りに多いんですよね。

 

好みもあるでしょうが、私はもうちょっと全体的な難易度をグッと底上げして、エンドコンテンツをマイルドにしても良かったんじゃないかなぁと思ったり。

放置ゲームだし、せめて第2章クリアまで3日ないし1週間くらい掛かっても良かった気がします。

 

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終盤の一部のダンジョンだけやたら難しい

ストーリーについて

好みによる部分が大きいので割愛します。

 

総評:第3章からのゲームバランスに期待

結構辛口目に書いちゃいましたが、ゲームが面白いからこその批評でした。

他にも放置系RPGはいくつか遊んだことがありますが、過去に遊んでいた「Logging Quest2」というゲームと「冒険者ギルド物語2」以外は好きになれなかったので。

 

ハクスラモンスターズはゲームとしてはかなり面白い部類ですが、ゲームバランスが易しい方に傾いているせいで持ち味を出し切れていない印象です。

ようやく難易度が上がってくる第2章クリア後には、殆どのモンスターがCランクになっていますし、そうなるとG、Fランク辺りのモンスターって必要だったのか?って感じもします。

現状の最高ランクはBランクまでのようですし。

 

しかし、それでも作者的に第2章クリアまではチュートリアルであるという構想なら、今後のゲーム性には期待が持てるんじゃないかと思います。 

序盤はポンポン上がっていたレベルもLv45辺りから全然上がらなくなりますし、第3章から本番という感じであれば数年というスパンで遊べるゲームになりそうです。

問題は次章の配信がいつになるかというところもあるのですが…

 

とりあえず無料で遊べちゃうのは申し訳ないので、早めに課金要素解放してほしいですね。

買い切り型タイプの課金ならちゃんとお金払います。

 

放置系ハクスラモンスターズ

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