最近とある理由で頭の中がロックマンだらけになっていたので、試しにシリーズ最新作であるロックマン11の体験版を遊んでみました。
体験版で遊べるのはブロックマンの1ステージのみですが、しっかりとボス戦まで楽しむことができます。
また、1ステージとはいえ4段階の難易度のうち、最高難度以外の3つを選択できるので、やり込もうとすれば結構遊べる内容になっています。
私はロックマンシリーズは15年ぶりくらいに遊んでみたのですが、結果からいうとメチャクチャ面白かったです!
自分の腕に自信が無かったので一番簡単なモードで遊んでみたものの、ボス戦では結構ギリギリまでダメージを受けてしまって、歯ごたえがあって楽しかったです。
もうね、褒めたいところだらけでどこから語ればいいか分からないくらい。
嫁さんの了解を貰えればすぐにダウンロードしたいくらい面白かったです。
流石に5,000円は少し割高に感じる…。
ロックマン11 運命の歯車
幅広い層が楽しめる難易度選択
ロックマンといえば比較的難しめのアクションゲームとして有名なシリーズです。
私は【ロックマン7】【ロックマンX2】【ロックマンX6】をプレイしたことがありますが、全てラストステージで挫折した思い出があります。
今作ロックマン11では4つの難易度からゲームを始めることができ、一番簡単なモードでもそこそこ歯ごたえがあり、一番難しいモードではシリーズ最高難易度と評される程厳しいゲームに挑戦できます。
それぞれの難易度はこんな感じ。
・NEW COMER - 初心者向けの難易度。ADVANCEDに加えて『ロックマンX アニバーサリー コレクション』の「かけだしハンターモード」同様、トゲや落下死が無効化され、全体的に難易度が下がる。残機も無制限になる。普通のゲームで言うところのベリーイージー相当。
・ADVANCED - 久しぶりのプレイヤー向けの難易度。ダメージが減少、敵の配置が減る、設置アイテムが多い、死亡からの復帰時、特殊武器のエネルギーが全快する、初期残機が5機。普通のゲームで言うところのイージー相当。
・ORIGINAL SPEC. - 現役プレイヤー向けの難易度。敵の配置が増える、配置アイテムが一部なくなる、死亡からの復帰後も特殊武器のエネルギーが回復しない、中間ポイントが少ない、初期残機が2機。名前の通り、普通のゲームで言うところのノーマル相当。
・EXPERT - ORIGINAL SPEC.に満足できないプレイヤー向けの高難易度モード。被ダメージが増加、敵の耐久力が増加、一部のボスの動きが強化、ネジ以外のアイテムが出なくなる。普通のゲームで言うところのハード相当。
引用:ロックマン11 運命の歯車!! - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~【3/3更新】 - アットウィキ
一般的にアクションゲームのベリーイージーというと幼稚園児でもクリアできるくらいのナメた難易度だったりしますが、元々ロックマンは高難易度のシリーズですし、私には一番簡単な「NEW COMER」で丁度良かった感じです。
一度もゲームオーバーにはならなかったものの、前述のとおりボス戦でやられそうなくらいギリギリの戦いを強いられたので、ステージクリアをして充分達成感がありました。
もちろん慣れてくれば一個上の「ADVANCED」でも充分遊べるのでしょうが、「ORIGINAL SPEC.」を楽しむにはそこそこやり込む必要がありそうです。
最高難易度はマジで難しいらしいので、どんな人でも歯ごたえを感じられる一本になっています。
そもそもロックマンを動かしていて楽しい
『ロックマン11 』ゲームのつくりかた。#02〜キャラクター〜
今作のロックマンはシリーズ初の3Dキャラとなっていて、ゲーム制作にはかなりの試行錯誤があったようですが、そのおかげでプレイをしていてかなり良い手触り感がありました。
ジャンプをしたとき、ショットを打つとき、スライディングをするとき。
どれをとってもレスポンスよくロックマンが動いてくれるので、遊んでいて楽しかったです。
また、今作からの新要素として、ロックマンは「パワーギア」と「スピードギア」という二つの能力を使うことができ、操作がシンプルなのに、これらの切り替えが攻略の楽しさに繋がっています。
それぞれの特性はこんな感じ。
・パワーギア - Lボタンで発動。ロックマンの攻撃力を強化する能力。チャージショットが2連射されたり、さらにチャージすると超威力の「ファイナルチャージショット」が撃てる。特殊武器も強化される。
・スピードギア - Rボタンで発動。高速化能力。演出としては全体がスローになるが、ロックマンのみ若干早く動ける。とあるアイテムを装備すると使用中でもロックマンだけ通常通りに動けるようになる。『ロックマン ロックマン』の「タイムスロー」に近い。
引用:ロックマン11 運命の歯車!! - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~【3/3更新】 - アットウィキ
初心者はスピードギアでステージギミックを簡単に乗り越えられるようにしたり、慣れた方はパワーギアで一気にケリをつける戦い方もできます。
スピードギアは、特に私のようなアクションゲーム初心者には画期的なシステムです。
難しいステージも神プレイをしているかのようにサクサク進むことができます。
また、パワーギアはロックマンXばりの迫力のあるチャージショットが打てるので、ハデで見栄えもカッコイイです。
上級者になって使いこなすとモテるかもしれない。
敵を倒した時の音がどこか懐かしい
『ロックマン11 』ゲームのつくりかた。#05〜サウンドデザイン〜
多分に色眼鏡がかかっているとは思いますけど、敵を倒した時にかすかに聴こえる「カランガシャン」みたいな可愛い音がどこか懐かしくて好みでした。
ロックマンはサイバーパンクながら、丸みのあるコミカルな世界観が特徴なので、SEひとつとってもロックマンらしくて良かったです。
上記の動画でサウンドについてのインタビューを聴けるのですが、制作側の意図などが伝わってきて非常に面白い内容になってます。
ボス戦が迫力満点で少年マンガみたいだった
こちらは体験版で遊べるブロックマンステージのボス、ブロックマンです。
最初はロックマンと同じくらいの大きさで、見た目の可愛いボスなのですが、体力が減ってくると第2形態へ移行し、大ボスさながらの巨大さになります。
私はこの形態の攻撃を殆ど避けられず、気づいたら体力が半分くらいに。
難易度を「Advance」モードにしていたら多分やられていたでしょうね。
また、この形態を倒すと元の大きさに戻るのですが、第3形態では延々とブロックを投げつけてくる攻撃をするようになり、倒すか倒されるかの白熱のバトルになります。
シンプルながら敵の弾幕が多くて、ギリギリまで体力を削られましたが、なんとか倒しきることができました。
次はもっと上手に倒したいなぁと思うくらいの見事なゲーム性です。
こういうゲームがもっと売れてほしい
遊んでみると確かに製作陣の本気さが伺える手触り感になっていて、体験版の時点で良作なのがひしひしと伝わってきました。
しかし海外では結構なヒットをしたようなのですが、正直日本ではそれほど売れなかったようですね。
やはりロックマンは子供向け&高難度というイメージが大きいのだと思います。
ストーリーも「クッパを倒してピーチ姫を助ける」みたいな以上のものはないでしょうし。
今作もドクターワイリーを倒してめでたしめでたしなんだと思います。
とはいえ、ストイックに上達を目指すアクションゲームとしてはそれでいいのかも。
事実、今回私は一番簡単なモードでサクッとクリアしたわけですけど、次は「Advance」でクリアしたいという意欲が湧いてきましたし。
久々にロックマンに触れたい方に、これ以上のものはないように思います。
良いゲームは売れてほしいなぁと思うんですよね。
というかせっかく体験版があるんだし、昔ロックマンを遊んだことがある人はみんなプレイしてみてほしいです。
最近のゲームも悪くないなと思うこと間違いなしです。