映画『天気の子』を見てきました!
君の名は。で一気に新海監督のファンになり、
公開日の7/19をずっと心待ちにしていて、
有給休暇を取って遂に見ることができました。
以前、『天気の子は賛否の分かれるもの』
という新海監督のインタビュー記事を見て、
「秒速5cmみたいなモヤッとする系かな?」
と思いながら覚悟をして鑑賞してみましたが、
終わってみれば涙するほど感動する映画でした。
ネタバレは極力控えながら、
今回は『天気の子』で好きなシーンや
感想などを述べていこうと思います。
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天気の子の好きなシーンなど
帆高が東京を放浪する冒頭
「息苦しいから」という妙に軽い理由で
家出のような形で東京にやってきた帆高。
映画的に言えば、これは理由付けが弱いものですけど
もしかしたら本当にこういう子もいるかもしれない。
『君の名は。』でも感じたことですが、
新海監督の映画って「本当にある話かもしれない」
というような妙なリアルさが魅力なんですよね。
また、『天気の子』の導入部分のような
「アテもなく上京し、大人に拾ってもらう」
というのは、男子ならば思春期に一度は妄想する
現実逃避そのものなような気がします。
全編を通して「おまいらの好きなもの」を
新海監督がカタチにしてくれたような、
そういう印象を受けました。
中盤、3人で逃避行をするシーン
雨に濡れながらなんとかホテルにたどり着いた3人。
このシーンに新海監督の性癖というか
そういうものがギュッと詰まっていると感じました。
具体的にはヒロインの陽菜がお風呂から上がるトコと
大きいベッドにみんなで一緒に寝るところ、
そして陽菜の「どこ見てんのよ」というセリフ。
多分新海監督は「男子ってこういうのが好きでしょ?」
とニヤニヤしながら製作してたハズです。(風評被害)
断っておくと全くイヤらしいシーンではなくて、
起承転結の転にあたる重要な部分になります。
中盤のこのシーンに3人の仲の良さや明るさ、
子供が少し背伸びをしている感じが出ていて
すっごく微笑ましい場面になっています。
仮に一人でも「疲れた!もうこんな生活イヤだ!」
なんて言ってたら一気に駄作になっていたでしょう。
悲しい宿命の中でも、メインキャラクター達から
悲壮感を感じさせないのがステキでした。
凪くんという存在
天気の子で私が一番好きなのは、
主人公の帆高でもヒロインの陽菜でもなく、
凪くんというサブキャラクターです。
このキャラがとにかく最高のキャラ造形をしていて、
・小学生なのに高校生より大人
・スポーツ万能で頭も良く、女子からモテモテ
・主人公の帆高に対しても全くイヤミがない
・かわいい
・好き
という感じになっています。
終盤で凪くんが帆高を助けるシーンがありますが、
そこに至るまでの過程がマジでイケメンだし
コナンくんも土下座をするレベルの頭脳を見せます。
映画を見てみれば、ここかぁ!と誰しもが
キュン死にすること間違いなしな場面があります。
もう一度『天気の子』を見たいなぁと思ってますが、
半分くらいは凪くんを見たいからという理由です。
トドメの『グランドエスケープ』
クライマックスはこの曲が全部持っていきました。
映画の予告編を見たときから良い曲だと思ってて、
この曲が流れるところを心待ちにしていたら
ちゃんとかかってほしいところで曲が流れました。
確かにこの映画のラストシーンというか
テーマそのものが賛否両論なものでしたが、
私は感極まって涙をホロリとしてしまいました。
昔好きだった人のことを覚えている方は
是非思い出しながらこの映画を見て下さい。
誰にでも確かにあったであろう「青さ」と
向き合うことができると思います。
落ち着いた頃にもう一度レビューしたい
本当はネタバレ全開で感想を書きたいんです。
でも、『天気の子』は本当に素晴らしくて
是非ネタバレ無しで見てもらいたい映画です。
正直『君の名は。』でハードルが上がりすぎたので
私はハードルをくぐる覚悟で鑑賞したのですが、
想像を超える感動を与えてくれました。
というか、『君の名は。』が好きだった方にこそ
『天気の子』を見てもらいたいなぁと思ったり。
東京をテーマにした映画を見ると
日本に生まれてよかったなぁと感じますねぇ。
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