(2019.7.29投稿)
スーパーファミコンの代表的な名作RPGであるスターオーシャン。
続編であるスターオーシャン セカンドストーリーで人気が爆発したものの、3のシナリオでブランドに陰りが出てきて、4、5で失墜してしまったシリーズです。
(現在はスマホゲームの『スターオーシャン アナムネシス』で息を吹き返した模様)
今となってはあまりピンとこないかもしれませんが、1996年の初代スターオーシャンが口コミで話題となり、1998年のスターオーシャン セカンドストーリーは日本と世界合わせて100万本を超えるほどの人気作でありました。
何よりも初代スターオーシャンの功績が大きいと思います。
初代スターオーシャンは、プロローグで英語のボイスが入っており、SF映画のような導入でプレイヤーを驚かせました。
バトルも従来のオーソドックスなターン制ではなく、リアルタイムにキャラがちょこまかと動くアクティブバトルであり、戦闘前にセリフを言ったり、技の名前を叫んだりと、現在のRPGでも見られるような手法を編み出した画期的なゲームでした。
2007年にはPSPにてリメイクがされましたが、個人的にはSFC版の方が楽しかったし、現在でも通用する面白さを持っています。
当時の技術的な部分も含めて、プレイすれば必ず驚くと思います。
残念なのはプレイする手段がスーパーファミコンに限られていることですね。
リメイクがされてしまった以上、今後もVCなどでの配信は絶望的でしょう。
エアプ勢の「ラスボスが弱すぎるw」が許せない
前述のとおり、スーパーファミコン版の初代スターオーシャンは実機でしか遊ぶことができないためか、「スターオーシャン」を知ったかぶりするスターオーシャンエアプ勢というのが存在しています。
そんなエアプ勢が初代スターオーシャンを話題に出す際に、「ラスボス弱すぎwww」「4秒で倒せるやつなwww」みたいなのがよく出てきて、私はそれを見るたびに怒りで世界を破壊したくなります。
というのもこのゲーム、ラスボスが弱いということでよく引き合いに出されるゲームでして、対抗馬として『FF6のケフカ』『FF7のセフィロス』『テイルズオブデスティニーのNEOミクトラン』が挙げられます。
第1形態のジエ・リヴォースがどうやって第2形態になったのか。
変身したのかロボットに乗り込んだのか不明なのも話題になるものの、まぁそれはいいんです。
問題はこいつを『RPG最弱のボスなwww』と言ってしまうエアプ勢が許せないのです。
確かに、攻略サイトをしっかり見て、壊れ性能な七星奥義や裏ダンジョンで入手する防御無視できる武器を装備すれば4秒で倒せるボスです。
強いラスボスかというと、強くないのは間違いないです。
けど、当時何も情報がなかった時代に、適正レベル60くらいで普通にスキルを埋めて、ストーリー上で手に入る「フォースソード」が最強の武器で、ラストダンジョンの「メテオスォーム」が最強の魔法で、これで挑んだらそこそこ苦戦するラスボスなんです。
第1形態は高速移動して短いモーションでダメージを与えてくるし、第2形態はマシンガンの連続攻撃で広範囲を吹き飛ばしてきます。
味方が適正な強さなら敵の防御力もかなり高く、一定時間完全防御&HP5,000くらい回復してくるのに、こちらの攻撃は数100程度をコツコツとしか与えられなかったりします。
(魔法は3,000くらいダメージがいきますが)
全滅をしたかは覚えてませんが、マシンガンで味方が何度も吹き飛ばされながら長期戦を強いられるのは、当時はかなり絶望的でした。
実際、ニコニコ動画などで実況プレイをしている方の中にはラスボス戦でそこそこ苦戦する方もいて、コメント欄で「こいつ最弱のラスボスだよ?www」なんて流れたりします。
もうね、地獄だなと。
なんというか、攻略サイトをガン見しないとゲームをクリアできないような奴が、このゲーム簡単wとか言うのが凄く腹立たしい。
FF6のケフカが弱いとか、テイルズオブデスティニーのラスボスが弱いとか、これはホントに適正レベルでも弱いから許せます。
けど「ジエ・リヴォースが最弱」。テメーはダメだ。
自慢のマシンガンでボッコボコにされてほしい所存です。