今年からフィットネスをガチめに始めて、結構歌声が良くなった(気がする)というのはこのブログで何度も書いてきましたが、最近また歌が上手くなるキッカケを掴んだので、ボイトレ記事を書こうと思った次第です。
今回は私が25歳で初めてバンドを組んだときに悩んだボーカルの悩みと、今に至るまでどうやって悩みと向き合ってきたかを書こうと思います。
多分、陰キャだけど勇気を出してバンドを組んだはいいものの、自分の歌が酷すぎて悩んでる。という私のような人がどこかにいると思うので、そういった人に届くといいなぁと。
ちなみに私の歌の上手さはDAMの精密採点で25歳のときに82~84点くらい、31歳の今は90~92点が平均点な感じです。
私は昔の歌の録音データを残していて、今聞き返すとやはり昔の声はイマイチだったので、カラオケの採点も信じていいと思います。
結論から言うとリングフィットアドベンチャーとフィットボクシングを始めてから劇的に歌が良くなりましたという記事です。
とりあえず私が悩んできたことを書いていきますけど、結論は筋トレと運動をしましょうってことになります。
バンドでボーカルを始めたキッカケ
はじめに私がバンドを初めてボーカルをやろうと思ったキッカケを書こうと思います。
とは言っても特段ドラマティックな話ではなく、社会人になってから特に打ち込むことを見つけられず、当時は精神的にも病んでいたので、一歩殻を破ってバンドをやってみたかったというのがキッカケでした。
たまたま21歳くらいの時にギターを始めて挫折していた経験があったので、一応戦力になるんじゃないかという淡い期待がありました。
たまたまネットで募集があった初心者バンドに参加してみたら、今思えばまぁ演奏はメチャクチャだったんですけど、人柄はいい同年代の兄ちゃんたちが揃っていて、しかし元々ボーカル予定の人がヒドイ音痴だったので、カラオケが好きな私が出しゃばってボーカルになったのでした。
このバンドは私が一応バンマスになり、3年ほど活動することになります。
今思えばこの活動期間はずっと歌がヘタなままだったなぁと振り返ったりします。
ボーカルとして歌声に悩んだこと
歌声のボリュームが小さい
まずバンドのボーカルを始めて最初に悩んだことは、バンドの演奏中に自分の声が全く聴こえないことでした。
まぁ当時はモニターのスピーカーを自分に向けることや、ミキサーのいじり方やマイクのセッティングすら一苦労だったのもあるんですが、いろいろ試行錯誤してもマジで自分の声が聴こえませんでした。
声が聴こえないからと言って機械のボリュームを上げると、今度はキンキンとハウリングしてしまうので、歌い方を変えたり周りの楽器(ギター)の音を抑えてもらったりして試行錯誤していました。
声に力が入ってテノール歌手化
私達がバンドでやっていたのはアジカンやエルレガーデンなどのロックだったのですが、私は声量を稼ぐために声に力が入ってテノール歌手のような声質になってました。
「消してぇーーーー!!!」とか「積み重ねたぁ↑!思い出とかぁ↑!」とかカッコよく歌っているハズなのに、全部【千の風になって】みたいな声になっちゃってたんですよね。
また、変に力んでいるので、高音部分になってくると音程が合わせづらくなってしまい、いい声の音痴で声がデカいロック歌手みたいになってしまいました。
この頃から今に至るまで、自分の歌は録音するようにしているのですが、この頃の歌を聴くと苦笑してしまうし、あと一歩で黒歴史になるような感じでした。
腹式呼吸、口の形の試行錯誤地獄
すっかり自分の歌がヘタだと自覚してしまった私は、ここから数年規模で試行錯誤地獄に陥ることになります。
口の開き方は縦がいいとか横がいいとか、歌う時の声の意識は頭がいいとか鼻に持ってくるといいとか、脱力が大事→高音がヘロヘロになったり、完全に迷走してました。
ネットの記事やボイトレ動画を見ても、エビデンスがあるのかあやふやな上に、当時は基礎もできていない状態だったので、ただただ地獄巡りをしていたように思います。
バンドを特に頑張ってた26歳から27歳くらいまでの間は全然歌が上手くならなかったですね。
武者修行と称して他のバンドに参加して、デカいホールでのライブで音痴を披露したりと、ガチの黒歴史を作ったこともありました。
歌声を改善するのに効果的だったこと
柔らかく歌う意識、まずはビブラートから
自分の歌声を聴いていると、フレーズ毎の最後の音に抑揚がないことに気付きました。
ボーカルを2年近くやっていても当時はまだ声に力が入っていたようで、Aメロとかの音程に余裕がある部分でも固い感じの声だし、高音になるとやはり喉を締めるような出し方をしていました。
いくら音程が合っていてもガチガチに力が入った歌だと聴きごたえは皆無です。
これを解消するキッカケになったのがビブラートでした。
ビブラートをかけるには喉を脱力させることが必要なので、フレーズの最後に軽くかける意識をするだけでも多少マシになりました。
私は最近流行りの髭ダンやキングヌーみたいな柔らかい歌い方は好きじゃないですが、私の目標であるamazarashiですら力強く歌っているようで、意外と細かいテクニックが入っていたりします。
まずは表現力を手に入れる一歩目としてビブラートは大事かなと思います。
ロングトーンの練習をする
カラオケのボイトレ機能を使ったことはあるでしょうか。
音階(スケール)の練習ができる他にリズム練習などもあるのですが、その中にロングトーンという項目があります。
スケール練習と違って、ロングトーンはひたすら「あーーーーーー」と声を伸ばすだけなのですが、私の場合は音程が合っていても銅賞マークが付いてしまってました。
これは多分声に力が入っていたり、発声方法が良くなかったからだと思います。
何度か繰り返して、声の意識を頭の後ろに持ってくるようにしたら金賞になりました。
録音を聴いても微妙な声質の違いでしたが、確かに後から試した方が声が柔らかくなっていた印象でした。
ロングトーンは要は息の使い方という超基本の練習なので、歌声に悩んでる人に良い練習かもしれません。
口角を上げたり、口内に空間を作る
声を出すのにあたって口の中の形というのは大事です。
同じ「あーーーーー」という声でも、ディズニーのような明るい声にしたり、「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーー」と漏らした時のような声にもなったりします。
歌のニュアンスを出すのも一緒で、出したい雰囲気に合わせて口の中を微妙に意識するのは結構練習が必要になります。
よく『口の開き方』や『喉の開き方』などと言われますが、要は口の中の空間の作り方だと思っています。
最初は色々試して歌ってみるのが良いでしょうけど、慣れない口の開き方で歌うのって結構大変なんですよね。
私はボーカルを始めたての試行錯誤していた頃は、曲の後半でヘバることもあったりして挫折しそうになってました。
そもそも意識して口を動かしてる時点で脱力できてない感もありましたね。
長い練習が必要なやつです。
細かい練習はともかく、腹筋とランニングをしろ
ここまでの練習で平均点が86~88点、(なぜか)90点をギリギリ越す曲があるかないかまで持っていくことができ、自分の歌にようやく自信を持つことができました。
気付けば私は30歳になっていて、子育てのためにバンドを辞めていました。
とはいえ落ち着いたら弾き語りをしようと思っているので、日々練習中の身ではあります。
夕立旅立ち/amazarashi 本気でフルを弾き語ってみた
⇧は去年の11月、まだフィットネスを始める前に弾き語った88点くらいの弾き語り動画です。
一応参考までに貼っておきます。
そう、これまで書いたとおり、私は5年程かけてやっとカラオケの平均点を4点ほど上げる事ができました。
がしかし、ここから半年くらいで更に平均点を大幅に上げる事に成功します。
その方法というのが筋トレ!!
年始には肥満体型ではありましたが、6月現在は「やや肥満」にまで体型を改善し、年内には腹筋を割ることを目標にして緩くガチっています。
特に腹筋を鍛えたことによって、何か知らんけど声のキーが1音余裕になったし、3月から始めたボクササイズのおかげで肺活量=声量がアップしました。
結局スポーツでもなんでも脱力が大事って言うんですけど、ヒョロヒョロの子が脱力したってホームランを打てるようにはならないんですよね。
プロの野球選手くらい体を鍛えた人が脱力をして、初めて意味があるのであって。
歌も、喉に力を入れないように声や音程を支えようとすれば、やっぱり腹筋に力を入れざるを得ないし、そこで腹筋が足りないのに脱力をしたら声がヘロヘロになるのも必然です。
まぁ、声の力強さと腹筋を連動させるのも練習が必要なことではありますけど、とりあえず歌声に悩む方は腹筋を鍛えて、なおかつ有酸素運動で肺を強くすることをおススメします。
特に腹筋は一朝一夕じゃ身につきませんからね。
最近のボイトレ事情
最近は髭ダンの「I LOVE...」を練習しています。
髭ダンは(オシャレイケメンで)好みじゃないし、キーの高さも桁違い。
私は地声の最高音がhiAであり、髭ダンと比べると半音5コ分くらい違う(要は男声と女声の差がある)のですが、まわりの女子がamazarashiより髭ダンがいいとかのたまうので、対抗心を燃やしたのです。
とはいえ、裏声やミックスボイスを駆使することになるのでかなりの練習になるし、その他にもウィスパーボイスや破裂音、吐息なども使うことになるので、いい挑戦になるかなと思っています。
小馬鹿に歌って高得点を目指したいところです。
【歌い方】I LOVE... / Official髭男dism (難易度S)【恋はつづくよどこまでも 主題歌】【歌が上手くなる歌唱分析シリーズ】
練習するのにあたってコチラの動画を参考にしています。
この動画では一音一音の発声を細かく解析しながら解説しているので、私のような勢いだけで歌っていた者にとっては目からウロコの内容になってます。
というか、今まで私は一音一音をゆっくり解析して練習したことがなかったので、これだけマネをするだけでも表現力がアップしちゃいました。
まだまだ上手くなれるんだなぁと、ワイはワクワクしています。