ちょっとだけ冒険記

インドアな冒険ばっかしてるのです

沼りたくない(ジークアクス全話視聴後の感想とか)

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機動戦士ガンダム ジークアクスが6/25に最終回を迎えました。

今年の1月に劇場先行版が公開され、これは見なきゃ!と珍しく映画を見に行っていた私ですが、実は4月にアニメがスタートしてから全くリアタイをせずに、なんと6月25日の20時頃から最終回放送直前(24:30)までに全話を一気に視聴するというADHD並みのムーブをキメました。

贅沢と言えば贅沢。逆に、考察などが好きな方であればかなり勿体ない視聴の仕方だったとは思います。

またX(Twitter)のTLには嫌でもネタバレやパロディが流れてましたから、例えばジークアクス大人気キャラとなったシイコが4話で登場&死亡するというのも、なんとなく知っていました。

最終回直前の11話のラストで✖✖✖✖がゆーびろんとぅみーで謎展開だということも知っていましたが、本編の視聴はしていなかったので、遠くからお祭りを眺めている感じでした。

でも、最終回を終えて、改めてこの距離感でジークアクスに触れて良かったなぁと思っています。

 

沼りたくないという心理

新作を楽しむというときは、基本的にはネタバレが無い方が楽しいです。

それは分かっているのですが、私はアニメ作品にトラウマがあって、基本的には完結してから見るようにしています。(というか見ないことの方が多い)

ザックリというと「沼りたくない」という心理的な拒絶があるのです。

 

昔、「エヴァンゲリヲン新劇場版」という作品がありました。奇しくもジークアクスと同じスタジオカラーの作品です。

私は旧アニメ版エヴァにハマれなかった人間で、旧劇場版も(なんやこれ?)という程度で、漫画版と綾波レイだけは好きでしたが、大してエヴァにハマらなかった人間です。

それでも、社会人になってから映画館で友達と見た「エヴァンゲリヲン新劇場版:序、:破」はエンタメとしてかなり面白く、数年おきに新作が公開されるとすぐに見に行っていました。

そして、出会ってしまったのが、悪名高い「:Q」です。

 

「:Q」は、それまでの旧アニメ版のリブート風だった「:序」「:破」とは全く違い、ずーっと(どうしてこうなったんだ…)という急展開ばかりの、最初から最後まで救いのない物語でした。

映画公開当時、私はちょっと仕事で病んでいてうつ病になりかけていた時期だったのですが、そんなタイミングでド級の鬱作品を見せられて本当に病んでしまいました。

作品の意味が分からず、ヒントが欲しくて映画館で買ったパンフレットを舐めるように読んでも、演技をした声優さんたちも病んでいるような記述ばかりで、私もやり場のないフラストレーションに頭がおかしくなった記憶があります。

せめて1、2年後とかにでも最終作(回答編)が公開されればよかったのですが、完結編が公開されたのはそれから約8年後のことでした。

私は「:Q」やエヴァ作品の余韻が覚める数年+うつ病に罹って直るまでの数年間、ずっと苦しい思いをしたトラウマがあるのです。

 

ジークアクスの話

ジークアクスが、「考察が必要な類のアニメ」であるのは肌感で理解していました。

ともすれば、リアタイをしていたら毎週夜更かし&考察系youtube動画を漁ってしまう、というのは必然です。

 

全話を視聴したあとに振り返ると、少なくとも

・4話のシイコの安否

・7話のシュウジのその後

・後半のマチュとニャアンの関係

・シャアとシャリアブルの関係

・物語の結末

 

こういったことの考察で仕事に手がつかなくなってそうだったなと。

幸い「エヴァ:Q」のような展開はなかったのでマシでしたが、シイコやララァあたりの展開はちょっとリアタイだと危なかったかもしれない。

 

あと、今現在進行形で沼ってしまっているのが、「EDでのマチュとニャアンが可愛すぎる!!!」というところです。

 

 

毎週リアタイしていた人達からすれば今更なのでしょうが、もうこのEDが可愛すぎてしんどいです。

もうこの2人のジト目が最高すぎる。ケタケタニコニコ笑っている顔も可愛すぎる。

もうずっとこの二人の顔を見続けたい。

 

最終回後にハッとするギミックも仕込まれていて、2段階で楽しめるオマケ付き。

ジークアクス本編もビックリするくらいハッピーエンド。(死人は尋常じゃないくらい多いのだろうけど)

私はガンダムオタクではないのでアレですが、もう一回最初から見たいくらいには面白い作品だったなぁと思います。

 

とりあえずマチュとニャアンの日常回をもうちょっとだけ見てみたいんだよなぁ...。

でも続編とかは全然要らないかな。

 

考察とかも「シュウジは結局何者で、なんでララァと知り合って(好き)で、なんでファーストガンダムに乗ってる?」というのが本編視聴後だと分かりませんでしたが、「ララァが絶望した世界線でのガンダムのパイロットがシュウジだった」という考察で腑に落ちたのでとりあえず満足してます。

あとはあんまり深く考えません。沼りたくない。

 

水星の魔女の話

そういえば今年の初めにジークアクス劇場先行版を見て、かつてのガンダム熱が再燃して「機動戦士ガンダム 水星の魔女」を全話イッキ見していました。

こちらも見よう見ようと思っていたけど、放送当時にTLである程度ネタバレを知ったのでまぁいいかなと見ていなかった作品でしたが、視聴後はスレッタ&ミオリネが好きすぎて、ちょっと沼りかけました。

そんで、ジークアクスのマチュ&ニャアンが最後良い感じだったので、なんか水星の魔女を思い出して最終話らへんを見直したのですが、やっぱりこっちの作品もとても良いですね。

 

毎話バトルをしていたジークアクスと違って、水星の魔女は会話シーンがメインだったし、カジュアルオタク向けな緩いSFという印象ではありましたが、丁寧にドラマを描いていて楽しい作品でした。

少ないバトルシーンも、ちゃんと押さえるところは押さえていて凄くカッコいい。

設定とかかなり忘れていたものの、見直したらなんか普通にウルっときちゃいましたね。

 

画像

(以前買って組み立てたプラモ)

 

ちなみにオタクの人たちって、こういう恋にも似たしんどい気持ちをどうやって昇華してるんですか?

私が作品ごとにハマりすぎなだけ?

 

アニメ作品を見ると、現実がイヤになるレベルでのめり込んじゃうんだよなぁ。

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