先日、青森県南部の十和田湖で湖水まつりが開催されました。
ちょっと曇り空ではありましたが、息子が遊覧船に乗りたいと言うので、まぁついでに祭りもちょっとだけ見て、混む前に帰ろうかな?くらいの空気感でした。
十和田神社を参拝し、屋台もひととおり楽しんで散歩をし、もう帰ろうかな。といったタイミングで、よさこいイベントが始まりました。
特に当てにしていたわけでもなかったし、ぶっちゃけ私は「こういうのって田舎のアマチュアサークルを生暖かい目で見るイベントでしょ?」というとても失礼な偏見があったのですが、自分はこういうイベントを見るのも好きだし、子供たちにとっても何か印象に残ればいいなと思い、ゆっくりと見ることにしました。
意外にも一番食いついて見ていたのは娘(4歳)でした。
娘は私以上に失礼なやつで、ちょっとでも気に入らないと「つまんない、あっち行こ」と吐き捨てる女なのですが、普段は怖がるような大きい音量のよさこいの音楽にもビビらず、1時間ニコニコと見ていました。
私はというと、基本的に演者の表情とか衣装とか、妙齢の方の年の頃を想像したりとか、旗を振るお兄さんの腕の筋肉とか、マイクで煽る人の声質だとか、どこかズレたところを見て楽しんでいたのですが、どのチームもレベルが高いことに気付き驚きました。
そして、個人的にひと際輝いて見えたチームがありました。
「よさこいチーム新風!」という青森市を中心に活動しているグループだそうですが、ほぼ女性ばかりのチームになっており、衣装もお雛様のような着物と巫女の緋袴をミックスしたような、まぁ要は可愛い感じの和服姿で釘付けになってしまいました。
とくにセンター?にいた子は特に顔が可愛く(みんな可愛かったけど)、踊りもキレッキレで妙にセクシーさを感じてしまい、ずっと見ていたかったのですが、嫁さんに視線を悟られると面倒なので、チラチラと娘の方を見たりしながら「楽しいね!」なんて言って誤魔化していました。
あとはまぁ、なぜかウチラの近くでキレッキレに踊っていた私服のお姉さん(関係者っぽい)がメチャクチャスタイルが良くて、もうワイのドチャクソ好みだったのですが、嫁さんに視線を悟られると面倒なので、チラチラと娘の方を見たりしながら「楽しいね!」なんて言って誤魔化していました。
辛い。
5チームが参加したよさこいイベントは、それぞれのチームの演技が終わったあと、総踊りといって全チームが合同で踊る演目があって幕を閉じました。
もう最後の方は自分も見入ってしまって、イベントが終わるのを惜しむほどでした。
というかこのブログを更新しているのも「よさこいチーム新風!」が良すぎたからというものあります。
アイドルとかVtuberに全く興味のない自分が、よさこいチームに沼りそうになっています。
イベントから2日が経って、男性陣がマッチョだったりいい声だったり、女の子たちがとてもキラキラしてて可愛かったのが何度も頭をよぎり、なんか久しぶりに「他人の青春が眩しいな」と思っていることに気付きました。
自分も26~29歳頃までネットで知り合ったメンバーとロックバンドを組み、一応はやりたいことをやり切ってキレイな形で解散したという青春がありました。
それから子どもが産まれ、子育てに翻弄されてからは一切そういうことを考える余裕がありませんでしたが、ここにきて何か胸の中に燻っているものに気付きました。
「今のうちに何かやっておくべきなんじゃないか?」という焦りの感覚です。
もう36歳になってしまったし、今更”青春”と言うのもみっともないのかもしれませんが、後悔するくらいならやるべきことをやらないといけません。
ただまぁ、自分が何をしたいのかがイマイチ分かってないのですけども。
とりあえずアコギを引っ張り出して練習しようかな。
あとはピアノもポロンポロン鳴らしてみましょ。