ちょっとだけ冒険記

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ゼノギアスはリマスターしても面白くないと思う件

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先日ゼノブレイドクロスをクリアして感想を書き切ったあと、余談でゼノシリーズの次回作やゼノギアスのリメイク等について語りました。

最近のスクエニはPS時代の名作のリマスターが結構成功していて、2025年内でもサガフロンティア2やFFTが話題になっていました。

 

この勢いのままゼノギアスも...とは思うのですが、考えると大人の事情と関係ないところでも結構厳しい点が多い。

今回はそんなことを書いていこうと思います。

 

 

ゼノギアスのリメイク等が厳しい点

①リメイクが不可能なボリューム

ゼノギアスをリマスターではなくリメイクとして企画する場合。

 

スクエニでも過去作を3Dフルリメイクして成功した聖剣伝説3やロマサガ2のような例もありますが、アニメ調のキャラモデリングでも良いそれらの作品と違い、ゼノギアスの場合は物語のシリアスさやギアの存在があるため、もっとリアルに寄せたグラフィックが求められます。

 

これは物語の壮大さや設定の複雑さからいっても、工数としてはFF7RemakeやReverseのような何作にも渡る途方もない規模になるでしょう。

そして、それは商業的に必ず失敗します。

 

FF7ですらリメイクは難産な印象なのに、あの壮大な世界設定や舞台を、現代でも通用するグラフィックで出すというのはちょっと想像できない規模感だし、その費用を回収できるとは到底思えません。

 

いくらゲームにグラフィックは関係ない!というジジイがいたとしても、今のSwitch2基準のグラフィックは最低でも必要です。

具体的にはゼノブレイド3やゼノブレイドクロス、他作品ではSwitch2エディションのゼルダなどのグラフィック。

 

よしんばリメイクができたとしても、ストーリーを削ったり、ワールドマップを無くして一本道の展開にしたりとかの工夫が必要で、ファンが必ず苦情を言う結果が見えます。

 

かといってもう少しスケールの小さいリメイクをイメージしようにも、ゼノギアスのフィールドやギアは3Dの世界でしたので、今更「3D世界では無くなったけどHD2Dリメイクしました!」ではファンは納得しないでしょう。

 

②単純なリマスターではダメな理由

それではリマスターは?というところですが、単純にグラフィックを良くしただけのリマスターもヒットしづらい気がします。

 

理由① そもそもRPGとしては面白くない

 

ゼノギアスは大好きな作品ですが、RPGとしてストーリーを通してダレる部分が全くないとは思いません。

特にキスレブの辺りは結構ダレます。

 

ストーリーは序盤から陰惨な雰囲気が続き、全体的にホッと一息つけたり自由に行動できるタイミングが無いんですよね。

中盤の終わりくらいのシェバトや、ラストダンジョンに向かう直前くらい?

RPGをプレイしてるっていうよりも、サウンドノベルに近いゲーム体験な気がする。

(実際ディスク2からはサウンドノベルだし)

 

各シナリオは面白いんだけど、ストーリー的にずっと切迫してる状況が続き、自由行動の機会が少なくてRPG的には爽快感に欠けます。

 

理由② 初見ではストーリーと設定が難解すぎる

 

全体を通しても、序盤から出てくるグラーフやワイズマンが意味不明なことを言っていたり、ゲームをクリアしても「で?なんだったんだっけ?」となりがち。

ミァン因子とかの用語もそうだし、ヴェルトールって結局なんだったんだっけとか。

 

今でこそ設定の研究が進み、インターネットのおかげで情報共有できるようになりましたが、当時は何が何だか分からないままゲームを進めた人は多いはず。

例えばバベルタワーが移民船エルドリッジだと気づけた人、もしかしたら当時は沢山いたのかもしれないけど、俺からすれば全員天才だと思う。

 

総じて、一般の人がゲーム内の情報だけでゼノギアスを楽しむにはあまりに設定が難解で辛いです。

せめてtipsなどを豊富に用意する必要はありそう。(読まないか?)

 

理由③ 作品の雰囲気がどうしても古い

 

まずフェイの見た目があまりよろしくない。

あの世界に東洋風の文化が見当たらないのに、なぜフェイだけが大陸風味なのか。

(ラハン村だけの文化?でも父親も東洋人っぽいしどこの生まれ?)

 

また、人気投票でもフェイが上位に来てるのを見たことがないです。

CV.緑川光だから許されてる説。

 

作品のノリも、やはり90年代アニメであるGガンダムやヱヴァンゲリヲンに影響されてる?という印象を受けるもので、アニメムービーも当時のものって感じ。

リマスター版だとしても、ムービーは作り直す必要がありそう。

 

あとはグラーフのセリフや一挙手一投足が古いです。

世界に絶望した人間の残留思念がなぜあんなにも序盤でノリノリなのか。

 

人気の高いマリア&ゼプツェンのシェバトでのイベント全般とか、

「私とゼプツェンがお前たちに‘死’を運ぶ黒い翼になってやる!」

というセリフもやはり昔のロボットアニメ感が強くて、現代人が受け入れられるか微妙なところ。

 

エレメンタルナイツ全員のキャラとか、ギアの合体とかもね。やはりノリが古い。

 

理由④ 戦闘システムの全面改修必須

 

戦闘システムは特に駆け引きなどもなく、基本的にレベリングとボタンの組み合わせで新しい技を覚えて、攻略時には今出せる最高の技を出していくだけです。

技は沢山あれど、MP消費などは無く、威力の差だけなので古い技は全く使わなくなっていきます。

技のグラフィックがカッコいいから誤魔化せてますが、バトルシステムは当時でも相当単調な部類です。

 

ギア戦の方がまだパワーを溜めたりとか戦略性があるかも。(誤差ではある)

リマスターの場合でも、この辺りはリメイクレベルの改善が必要です。

 

世界設定が一般的に理解が困難なレベルであり、RPGのわずらわしい体裁をとった小説のようなゲーム体験、戦闘システムに至っては全面改修が必要であると。

色々と現代風にアレンジしようとすれば、結局ただのリマスターとはいかずにかなりの労力がかかることが伺えます。

そんでもってファンの声だけはデカい。

 

ディスク2問題について

 

リマスターの場合、一番話題に上がりそうなのはディスク2の問題ですが、これは当時の納期と予算が影響したのであって、現代では割とどうとでもなりそう。

先日遊んだゼノブレイドクロスのストーリー補完に比べたら多分大した問題じゃないハズ。

流石にスクエニとモノリスソフトが組んだらその辺は余裕でしょ。

(というかそれ以外の問題の方が大きそう)

 

ゼノギアスのリメイク等は期待したいが...

結構作品をこき下ろしちゃいましたが、結局ゼノギアスってシタン先生、バルト、エリィ周りと、壮大な舞台と難解な設定(設定資料ありき)、BGMが神というだけで、RPGとしてはかなりテコ入れしないと単純なリマスターでは厳しい気がします。

それってもはやリメイクなんですよね。

 

最近の90年代スクウェアRPGリマスターが成功しているのって、グラフィックやUIを直すだけで現代にも通用する名作だからであって、じゃあそこにゼノギアスが入るかっていうとちょっとキビシイんじゃないかなぁ。

ゼノギアスも名作なんだけども、やっぱり人気のあり方がカルト的だし、ゲーム性も粗い作品だと思います。

 

とはいえ、最近のゲーム業界はユーザーの想像を超えるサプライズをすることもあるので、ほぼリメイクレベルに再構築リマスターされたゼノギアスが発表されることもあり得る話です。

ただしファンの声は相当デカいので、納得のいく作品に仕上げるのは相当難しそう。

 

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