日本には四季がある、とされていますが、よくよく考えると春ってすんごく短い気がします。青森じゃなおさら。
だって4月の上旬でも、一応雪を警戒してスタッドレスタイヤを履いているし、中旬に桜のつぼみが見えたと思ったら、下旬には満開になって、すぐに散ってしまいます。桜が散ったら、一気に気温が高くなっていって、なんとなく「初夏だな」、なんて思います。
暦上ではいつから春なんだっけ?と調べたら、2月4日~5月5日までなんですって。2月なんて、北国じゃすべからく冬だよ。3月も冬。100歩譲って、3月の下旬くらいになると雪は降りづらくなるから、その辺からは春と認めてあげてもいいけど。そう考えると、北国はだいぶ冬に幅を利かせられてるんだなぁ。
同じ理由で、秋もかなり短いよね。10月の中旬から、紅葉が始まって終わるまでの1ヶ月ちょっとしかないもの。4月と5月が春、6月~9月が夏、10月と11月が秋、12月~3月が冬といった感じかしら。
一番過ごしやすい春と秋が、どっちも短いのはどうにかならないものかなぁ。
ウィンタースポーツが盛んだった時代とは違って、(とは言ってもその世代ではないのだけれど)青森の冬は、結構閑散としています。それこそ、大昔の人々が、秋のうちに食べ物をしっかりと蓄えて、ひっそりと冬をやり過ごしたように。
最近じゃスキー場も、廃業するところがポツポツと出てきてしまったし、今年は中途半端に暖冬だったせいで、十和田湖の雪まつり(十和田湖冬物語)も満足な開催はできなかった印象です。ただでさえ寒くて外に出られず、気が滅入る季節なのに、催しやレジャーも満足にできないと、なかなかしんどい。
それでも毎週日曜日には、息子娘をどこかに連れて行かなきゃいけず、近場で行けるところのネタ切れにだいぶ悩んでしまいました。今年は何回、浅虫水族館へ連れて行ったっけ?屋内で楽しめるところなんて、本当に数えるほどしかないんです。
そんな事情もあり、4月はようやく待ちに待った春でした。町内会の道路掃除だとか、集落営農をしてる農地のゴミ拾い(普請作業)だとか、農業組合の会議とか、5月の田植えに向けての苗箱づくりだとか、なかなかちゃんとした休みがない日が続きましたが、それでも、春の陽気だけで全部許せるってもんです。
忙しいなかでも、ちゃんと桜まつりには行けましたしね、充分満足です。
ほんとうに春が終わるまで、あと1週間といったところでしょうか。
まぁ青森は夏もそれなりに過ごしやすいので、そんな春に未練はないわけですけど。でも、大手を振って外で遊べる貴重な季節が過ぎていくなぁって、そんな感じはします。
5月に入ったら時間もできそうなので、いっぱい色んなことをして、思い出を作れるといいなぁ。
時間を大事にしているつもりだけど、次の年には「去年は何してたんだっけ?」となる。