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【幕末志士】活動休止に至った西郷さん(そっしー)の心境を考える。

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幕末志士が活動休止するということで、4/29に幕末志士チャンネルに1年ぶりに入会しました。

youtubeに転載されていた4/26の生放送動画を見てしまったので、免罪符替わりで4月末の入会です。(4/1に入会しても4/30に入会しても会員費も末日も同じだし)

ちなみに私は昨年の「けもフレ2騒動」のときにチャンネルを抜けた者の一人です。

 

4/26の生放送で話された内容は、西郷さんが自身の精神状態を鑑みて幕末志士を卒業(脱退)するということや、それを決めるに至った経緯などでした。

また、昨年12月からの3、4ヶ月間のお休みの裏事情も話していました。

 

4/29の生放送では坂本さんソロで、今後「幕末志士」をどうするかについての報告。

これは、

①幕末志士は活動を長期休止とする。

➁幕末志士チャンネルは形を残す。

③youtubeに幕末ラジオ第0回から順次アップ予定。

④ゲラーマンや多弁探偵などは製作中止。(にする予定)

こんな感じでした。

 

とりあえず西郷さんは5/2の放送を以て本格的に活動休止。(中の人であるそっしーはTwitterで生存報告をする)

坂本さんは5月中に風呂敷を畳めるだけ畳んで、その後のことは考え中のようです。

 

久々に幕末の生放送を見ている中で、休止に至った西郷さんの悩みについて共感する部分があったので、今回それを書いてみようと思います。

まぁ私が書いていることが本当に西郷さんの悩みと合致するかは分かるわけがないので、そこはご了承ください。

あくまでこういうことなんじゃないかな~?的なノリです。

 

多分西郷さん本人も整理できてない内心や心境あると思うし、解決の方法を見つけるまで時間は掛かるでしょうね。

※西郷さんはもう「西郷さん」ではなく「そっしー」と呼んで欲しいみたいですが、便宜上西郷さんで統一させてもらいます。

 

 

 

 

西郷さんの悩みについて

坂本さんと自分との比較

西郷さんが幕末としての活動が憂鬱になった一番の原因は、やはり坂本さんという超デキる男が近くにいて、常に自分と比べられる環境にいたことでしょう。

ゲーム実況をしているときは対等に遊べていても、それ以外の部分(コンテンツ作りやトーク力)に関しては明らかに坂本さんが一回り以上レベルが上でした。

坂本さんがソロでもラジオをこなせてしまうのに対して、西郷さんがソロの回は危なっかしいような、見守る目で見てしまうファンもいたのではないでしょうか。

私は「西郷スペシャル」や「実況宣言」、「youtuber西郷」が大好きだったし、初期の幕末ラジオの頃は西郷さんも結構喋ってた気がするんですけどね。

 

チャンネル開設当初は坂本さんが口ばっかりのピエロ、西郷さんは基本ゲラってるだけだけどゲームをするとメッチャ強い(しかもギターも弾ける)、みたいなキャラ付けではありました。

当初はこれでバランスが取れていましたが、活動後期になると対戦ゲームで坂本さんが勝つことも多くなり、対戦中に西郷さんがムキになることもありました。

幕末生でsteamゲームを遊んでいるときはこれが顕著に出ていたと思います。

 

これに加えて、幕末志士としてのコンテンツ作りやラジオのトーク力に、坂本さんとの如何ともしがたい差があり、徐々に自信が無くなっていったのではないでしょうか。

西郷さんが仕事を辞めて、幕末志士で本格的に生計を立てるようになってからは、住むところの名義も坂本さんになっていたようですし、男としてますます自分が情けなくなっていったんじゃないかなと。

 

初期の頃は坂本さん、西郷さんだったのが、一昨年くらいからは「坂本さんの相方」になってしまっていたようにも思います。

これは坂本さんメインで、クリエイター陣とコンテンツの風呂敷を広げていったのも原因かもしれません。*1

 

コンテンツ作りに対する無力感

西郷さんって毎週のようにゲームを作ってくる凄い人なんですよ。

チャンネル開始当初はRPGツクールを駆使して作ってましたし、クリエイター陣の力を借りつつWolfエディターを使うようになったし、いつからか3Dゲームも作るようになりました。(内容はバカゲーの域を出ないが)

傍から見てもメチャクチャ努力してるのは伝わってきます。

 

ただ、それ以上に坂本さんが天才過ぎるんですよね。

チャンネル会員を続ける中で、多少のアンチが発生しても炎上は殆ど見られませんでしたし、ニコニコのコメント欄も基本的に「優しい世界」でした。

それは西郷さんの人の良さもあるでしょうが、坂本さんのトーク力(嘘も交えつつ)やエンターティナー性がデカかったように思います。

 

また、西郷さんはとにかく人が良いのと真面目なのが伝わってきて、おそらく実況者自体には、あまり向いてなかったんじゃないかと思います。

(youtuberは喋れてテキトーな性格の方が適正があるイメージ)

これは本人もソロ実況(ケツラク)をしてみたり、他実況者とのコラボ願望をほのめかしたり、いつぞやのラジオで坂本さんに相談していたことからも伺えます。

おそらく西郷さんは「坂本さんの相方」としてではなく、「西郷」もしくは「そっしー」として、1人でもコンテンツを提供できる人間になりたかったのではないでしょうか。

 

しかし、いくら西郷さんがゲームが上手いと言っても、例えばスマブラspecialやスプラトゥーン2で魅せプレイ動画を作るには多大な練習時間が必要でしょうし、他の動画投稿者との差別化に悩むことと思います。

それに比べて坂本さんは自前のコミュ力とトーク力で、わりと何でもできてしまう。

西郷さん原案とはいえ、コンテンツのマンガ化も出来たし、ゲーム制作もクリエイター陣と何でも作ってしまいます。

こういった部分で大人気実況者「幕末志士」の1人として、アイデンティティに悩んだのではないでしょうか。

 

西郷さんの悩みは”考え過ぎ”ではない

私が思うに、西郷さんの悩みは”考えすぎ”の類ではないと感じました。

西郷さんが真面目なのはチャンネル当初から伝わっていたし、坂本さんが幕末志士のコンテンツを広げれば広げるほど無力を感じ、焦っていたように思います。

 

というか1ファンだった私としては、毎週坂本さんと西郷さんの雑談が聴ければ良かったので、ぶっちゃけ商業化に向けたゲラーマンやキリサキ君、多弁探偵など全てが蛇足でした。

もっと言うと幕末生になってからは3Dの西郷ゲームを頻繁に作ってきていたので、面白さより心配が勝る程でした。

 

他のファンが望んだかは分かりませんが、私としては毎週雑談を見れればそれで充分だったなぁ。

たまに黒歴史話とか、月一で西郷ゲームorMさんゲームとか、活動報告とかレトロゲームをやったりとか、単純に2人が好きで見てる根強いファンがいたんだから、商業化に力を入れなくても良かった気がします。

ちなみに私が大好きな回はKATANA実況、Quest of Quest、アナーキークエスト、ラジオドラマ全部です。

要は2人でイチャイチャバカな事をしてればそれで満足だったのです。

 

3年程前、幕末ラジオ第100回を達成し、「幕末生」へとタイトルが変わったとき、西郷さんは幕末志士をどれほどのコンテンツにしたかったのでしょうか。

これは本人に聞いても恐らく誰にも言えないんだと思いますが、幕末の活動を続ける中で、どこかしらに違和感を感じていたのかもしれません。

「メイプルストーリー」や「進撃の巨人」など、公式の仕事が増えれば増えるほどプレッシャーも大きかったでしょうしね。

自分に実力はないと信じ込んでいるのに、最近は幕末志士のネームバリューでTwitterもバズってしまって、余計にモヤモヤしていそうです。

 

だからこういった本人だけの数々の悩みを「考えすぎ」と諭すのもちょっと違う気がするんですよね。

西郷さんは西郷さんなりに承認欲求の不満が解消されずに悩んでいたでしょうし、それを一番の相方に理解してもらえなかったのが病んでしまった原因に思います。

坂本さんがアクセル、西郷さんがブレーキだとすれば、坂本さんは自分の思うように進めるのが得意だし、ブレーキも取っ払ってしまいそうなキャラですしね。

 

幕末志士の活動休止やそれに係るコンテンツが終了してしまうのは、西郷さんが考えすぎて病んだのではなく、坂本さんが1人で突っ走り過ぎて、それに焦ってしまったからだと思います。

もちろん坂本さんは坂本さんで、少しでも長く幕末志士を続けるために風呂敷を広げていたんでしょうし、誰が悪いわけでもないのでしょう。

 

西郷さんがいないと幕末志士じゃない

西郷さんってド真面目で口があまり回らない所にすごくシンパシーを感じてたし、トークを聞いてても良い兄ちゃん感があって好きだったんですよね。

真面目さが災いして、私も「死にたい」と思うほど病んでしまったこともありますし。

もちろん西郷さんと私のプレッシャーは桁違いだったでしょうけど。

 

西郷さんは「坂本さんは1人でも志士として活動できる」と思っていて、もちろん坂本さんはソロでも実況者としてそれなりにやっていけるでしょうけど、幕末ファンの殆どは西郷さんがいないと求めてるものを見られないんですよね。

だから幕末志士は長期休止という選択で良かったと思います。

色んなコンテンツを終わらせて、「ドワンゴ最後の砦」という重荷も降ろした後で、数年後にまた二人でトークメインのラジオを始めてくれればなぁと思ったり。

 

とりあえず西郷さんが回復するまで結構な時間(年単位)が掛かるでしょうね。

もしかしたらそれ以上かも。

今はコロナ自粛でストレス発散に出かけられないのも結構キツイですね。

 

鬱は心の風邪とか言いますけど、個人的にはじん帯を切ったとかそういうレベルでリハビリが必要なもんだと思ってるので、とにかくゆっくり気持ちを整えてほしいところ。

幸いお金はそれなりにあるでしょうから、落ち着いたら恋愛したり気分転換にバイトしてみたり、なんか楽しいことを見つけられるといいなぁと、心から応援したいです。

 

 

 

*1:キリサキ君や多弁探偵は西郷さん原案だが、特段西郷さんが商業化したかったようには見えない

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