今更ながら【ドラゴンボールZ 復活のF】をAmazon Prime Videoで見てみました。
私はドラゴンボール原作厨（マンガ）でして、アニメのドラゴンボールZは全然見たことがなかったのですが、映画最新作の【ドラゴンボール超 ブロリー】がかなり面白いとのことなので、【ドラゴンボールZ 神と神】から順番に見ているところです。
今回は一応原作からの正当な続編とされているZシリーズの【復活のF】について語ろうと思います。
復活のF 感想
総評：想像より面白かった
【ドラゴンボールZ 神と神】以降の映画や、ドラゴンボール超のパワーバランスがおかしいと散々言われてきているわけですが、個人的には【復活のF】は楽しめました。
いや、もちろん色んな人から言われている、ピッコロがシサミに苦戦するのがおかしいとか、悟飯が弱体化しすぎとか、なんで超サイヤ人になるんだアホかとか、亀仙人がフリーザ軍と戦えるのがおかしいとか、そういう不満点は確かにありました。
特に私はドラゴンボールの中で悟飯が１番好きなキャラクター(２番目はピッコロさん)なので、復活のFの悟飯の扱いにはメチャクチャ不満があります。
ですが、全体として見ると悟空とベジータがゴールデンフリーザ相手にそれなりに余裕を持って戦っている感じとか、シリアス過ぎないのはドラゴンボールらしくて好きでした。
仙豆のおかげで最終的にはなんと全員無傷だったわけですし。
やっぱりドラゴンボールは、大ボス相手にも最終的には俺tueeeeee！！！！って余裕をかませるくらいがちょうどよく感じます。
(原作フリーザ戦の超サイヤ人悟空とか、セル編の超サイヤ人２悟飯とか、ブウ編のベジットとかアルティメット悟飯、ゴテンクス３など)
今作で初めて出た超サイヤ人ゴッド超サイヤ人（超サイヤ人ブルー）も、ややこしすぎる！！！という印象はもちろんありますが、ちゃんと強い描写はあったのでまぁ許します。
ちなみにデザイン的にはただの超サイヤ人ゴッドや超サイヤ人３の方がカッコいいと思います。
良かった点
・18号がクリリンに「カッコいい…」とボソッと言うのが可愛かった。
・修行パートがあって少しダレたけどドラゴンボールらしくて良かった。
・ピッコロさんがパンちゃんをあやしてたのが可愛いかった。
・ピッコロさんが戦ってるところがカッコ良かった。
・ピッコロさんの魔貫光殺砲がカッコ良かった。
・フリーザが悟飯の強さを評価してくれたところ。
・クリリンたちが戦いの前に仙豆をちゃんと用意してきたところ。
・ビルス様がいる安心感。
・良い意味での全体的な茶番感。そもそもフリーザに勝ち目は無かったところ。
賛否両論点（全力で脳内補完する点）
・フリーザの戦闘力130万以上発言がおかしい
→本人の予想じゃ130万だったけど、実際は第一形態の状態でも53万から1000万くらいにパワーアップしてたんじゃない？知らんけど。
・フリーザ軍と戦える亀仙人の強さがおかしい。
→ナメック星の最長老みたいにデンデあたりに潜在能力を引き出してもらったのかも。戦闘力2,000もあれば十分戦えるはず。
・ピッコロさんがシサミに苦戦するのはおかしい
→流石にピッコロさんも修行して本気のフリーザには敵わなさそうなので、悟空とベジータが来るまで時間を稼いでいたのである。フリーザ軍のザコ相手にも全力の１％としか出していなかった。
マントとターバンを脱いだのは視聴者へのファンサービスで仕方なく。
・悟飯もっと強いはずだろ！てかなんで超サイヤ人になってんの？
→フリーザ軍の兵士を殺さないよう手加減していたらしい。
もちろん本気を出したらもっと強いが、フリーザに油断してもらうため、「超サイヤ人になってもこんなレベルっすよ…へへへ…」的な茶番を演じていた。
クリリンを助けたときのように、ちょっと頑張ればほぼ一瞬で敵を全滅させられたが、みんなに嫌味くさいので手を抜いて戦っていた。
「多分まだスーパーサイヤ人にもなれますよ。」発言はあんまり無双すると嫌味くさいし、悟飯なりのジョークだった。
というか悟飯はもう戦いに関しては悟空やベジータに任せたいので、あんまり活躍しないように演じているのである。きっとそうだ。
映画だし、あんまり目立つと次の映画にも駆り出されて嫌だったのかも。
フリーザの攻撃で心臓を止められたのは舐め腐っててついうっかり。修行不足とはいえ、本当なら修行後の最終形態フリーザでも余裕で倒せるくらいの強さはある。
てか俺の大好きなアルティメット悟飯がこんなザコなハズがない。
・てかゴールデンフリーザ強すぎ！戦闘力何倍になってんのよ…
→マンガのフリーザ編のフリーザも初期の53万から変身して戦闘力1億2000万（約226倍）になってるし、ドラゴンボールってそんなもんって割り切る。
悟空も修行＆超サイヤ人化で1000倍くらいになってたわけだし。
・サイヤ人の神が光線銃でやられるとかｗｗｗ
→あの光線銃のエネルギーはフリーザの気をいっぱい注いでおいた特別なもので、しかも一発しか使えないヤバイ銃だったのである。
ぶっちゃけ本気のゴールデンフリーザも大したことないと分かったから、悟空はかなーり油断してたのだ。
・時間巻き戻すとか反則だろ…
→そもそもビルス様がいる時点で茶番だし、フリーザはただのピエロだった。
フリーザがやった地球破壊は、いわばスポーツの試合に負けた腹いせに、相手チームの選手や審判全員をマシンガンで撃ち殺すくらいの反則技。
流石に悟空たちもそんなキチガイは想定外だったのである。
・悟空が地球に向かってかめはめ波撃ちすぎ
→ゴールデンフリーザ相手にも割と余裕があったので、気を調整して撃っていると思われる。
悪かった点（擁護しきれない点）
・ジャコいらない。鳥山先生に気を遣ったのがミエミエで嫌。
・エンディングももクロって
・やっぱり悟飯が弱いのは許せない。
・フリーザの最後っ屁で地球が破壊されて奥さんも子供も死んでしまったのに、悲しいそぶりを見せない悟飯に対しては、私も同じ父親として許せない。
・あのカッコ良かった俺たちの悟飯を返せ！！！！
原作が100点なら復活のFは70点
私の【復活のF】の評価は、原作マンガが100点なら70点といったところでしょうか。
ちなみに前作の【神と神】は90点くらいですね。
【復活のF】も全然面白い作品だなぁという具合です。
原作マンガの方も特にセル編は、「地球で生まれた人造人間が宇宙最強と言われたフリーザより強いハズないだろ！！！！」ってツッコミどころはあるので、そういうバランスを含めてドラゴンボールなんじゃないかなと。
ってか【神と神】以降の悟空やベジータ、ピッコロさんはいい感じのオジサン感が出てていいですね。
見てて人間的な成長を感じてほっこりするので好きです。
余談で、先日旧作のブロリー映画２作品を初めて見たのですが、１作目は悟空達が40分くらいブロリーにボコボコにされて、最後に謎パワーで逆転ワンパンチをする作品でしたし、２作目はただの地球人のビーデルがブロリーの本気ラリアットを食らっても無傷な映画でしたし、それに比べると【復活のF】は全然アリだと感じました。
ぶっちゃけ旧作のブロリーにカッコよさをあまり感じなかった（２作目ブロリーはイケメンだったが）ので、映画最新作の【ドラゴンボール超 ブロリー】と比較して見るのが楽しみです。
ドラゴンボール作品はAmazon Prime Videoで配信されているので、ぜひチェックしてみて下さい！
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