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【記憶屋】小説の感想!妙にノスタルジックで引き込まれるけどオチが少し弱かった【織守きょうや】

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記憶屋 (角川ホラー文庫)

記憶屋 (角川ホラー文庫)

 

 

ひっさびさに小説を読破しました。

 

将棋の次の一手の本を買ってから積み本ばかり増え、

しばらく活字に触れることがなかったんですけど

気分転換に本屋で目に止まった本を買ってみました。

 

タイトルは「記憶屋」。

 

手にとってパラパラと読んでみたところ、

文体が活字初心者の私でも読みやすい印象を受けて

扱うテーマもノスタルジックで好みそうな感じでした。

 

 

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あらすじ

 

大学生の遼一は、思いを押せる先輩・杏子の夜道恐怖症を一緒に治そうとしていた。

だが杏子は、忘れたい記憶を消してくれるという都市伝説の怪人「記憶屋」を探しに行き、トラウマと共に遼一のことも忘れてしまう。

記憶屋など存在しないと思う遼一。

しかし他にも不自然に記憶を失った人がいると知り、真相を探り始めるが…?

※裏表紙を一部抜粋

 

文体は柔らかく読みやすい小説

 

300P程の小説で文字が大きいとかではないのに

大体4時間ほどで読み終えることができました。

 

活字特有のお堅い感じは全く無かったですね。

 

文体から気取った印象を受けることもなく

柔らかくてとても読みやすい小説でした。

 

 

ホラー小説と書かれていますがホラー要素は薄く、

どちらかというとミステリーな感じの物語で

伏線があったり視点が変わったりするのですが、

それでもページを遡る必要もないくらい

内容がスッと入ってくる文章だったんですよね。

 

会話が多いというのもあるかもしれませんけど、

登場人物の発言や行動原理に意味不明な所がないのも

個人的には評価したいポイントです。

 

最後まで首をかしげる事なく気持ちよく読める小説でした。

 

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オチよりも導入部分の方が面白かった

 

記憶屋は大きく4章に物語が分かれていて

3章まではすごく面白かったんですけど、

オチが少し弱い感じがしてそこが残念でした。

 

1章と4章が主人公視点で物語が描かれていて、

2章と3章は別の登場人物の回想?になるのですが

ぶっちゃけこの2章と3章の方が面白くて

主人公の物語がどうでもよくなってしまうんですよね。

 

 

クライマックスのネタバラシの部分も

全く引き込まれないわけではないんですけど、

正直展開を読めてしまうレベルのものであったので

あまりカタルシスを得られませんでした。

 

 

あと一歩で名作になれそうな雰囲気

 

「幼馴染の女の子」「記憶」という

見るだけでノスタルジックなキーワードがあるのに

今ひとつかゆい所に手がとどかなかった印象です。

 

幼馴染との描写が少ないためにオチも弱く感じるし

あと一歩で名作になれたような惜しさを感じます。

 

ラストの一言も少し唐突な感じがしないでもない。

 

 

まぁでも2章3章は短編の物語としても面白かったし

全体を通して設定の粗はあまり感じなかったので

読後感としては良かったかなといったところです。

 

ズバ抜けたところはないけど手堅くまとまっている。

みたいなそんな小説でした。

 

 

強いて言えば2章はかなり感動的だったかも。

 

ただの脇役の物語だったんですけどね。

 

記憶屋 (角川ホラー文庫)

記憶屋 (角川ホラー文庫)

 

 

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