ちょっとだけ冒険記

インドアな冒険ばっかしてるのです

【星新一】「声の網」感想。1970年にネット社会を想像していた?【若干ネタバレ】

スポンサーリンク

f:id:asamushi:20181123235944j:plain

 

どーも!初めて「星新一」の

小説を読んでみたあさむしです!

 

星新一ショートショートセレクション(全15巻セット)

星新一ショートショートセレクション(全15巻セット)

 

 

星新一さんについては「SF作家であり

ショートショートという有名な作品がある」

という知識しかななったんですが、

何かとネットで名前を見かけて気になったので

今回は「声の網」と「地球から来た男」の

2作品を購入してみることにしました。

 

声の網 (角川文庫)

声の網 (角川文庫)

 

 

地球から来た男 (角川文庫)

地球から来た男 (角川文庫)

 

 

どちらもジャケット買い?しました(*'ω'*)

 

今回、「声の網」を読み終わりましたので、

感想を書いていこうと思います!

 

 

50年前の小説なのに現代を幻視していた

 

はじめに数ページを読み進めていて

私がおや?と感じたのは

この小説が執筆された時期についてです。

 

会計のPOSシステムやネット通販の概念など、

現代で当たり前になっている仕組みが

当たり前のように描写されていたんですよね。

 

 

巻末までページを進めて

恩田陸さんの解説を読んでみたら、

この「声の網」のオリジナルが書かれたのが

1970年だったとのことです。

 

読み進めていくと、

・情報を取り出せる仕組み(インターネット)

・記憶の保存ができる仕組み(パソコンなど)

・知人の誕生日を知らせる仕組み(SNS)

・物語のキモの部分(監視社会とAI)

 

などが次々と描写されていき、

「マジかよ…」と思いながら読んでいました。

 

 

声の網を読んだ方の大半が

「マジかよ…」

という感想を持つと思います。

 

 

まるでFacebookやAmazonの仕組みを

未来で見てきたかのような内容の小説に

終始ゾクゾクしながら楽しんで読みました。

 

スポンサーリンク

 

 

詩的な風景描写も素敵でした

 

この小説は12章の短編からなる連作小説で、

章ごとに季節や環境、登場人物の行動

などが描写されています。

 

それらを比喩表現を交えた詩のような表現

していながら、クドイ言い回しが一切なく、

脳内でイメージすることを

一切邪魔しませんでした。

 

 

星新一の他の作品は一切読んだことがないですが、

おそらくこういった風景描写は

「声の網」だけの特徴ではなく

星新一の特色の一つなんだろうなと思います。

 

比喩表現は素人が使うと

一気にポエムポエムしてしまいますが、

なんとか私のブログにも取り入れたいですね。

 

スポンサーリンク

 

 

「地球から来た男」も楽しみ

 

地球から来た男も数ページ読んだのですが

コチラも一気に引き込まれました。

 

楽しみが続くのは嬉しいですね(*´∀`)

 

 

読みたい本が溜まっている状態なので

ドンドン読破していこうと思います!

 

地球から来た男 (角川文庫)

地球から来た男 (角川文庫)

 

 

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

 

 

雪国 (新潮文庫)

雪国 (新潮文庫)

 

 

 

コチラの記事もオススメ!

 

www.asa-mushi.net

 

www.asa-mushi.net

 

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク